【第四巻】|この巻の使い方 — p 1

『自分と向き合う場所』について

この巻について

ここは、
自分の内側で起きている反応を、
少しずつ見つめるための場所です。

自信がない。
自分に厳しい。
人に頼れない。
頑張りすぎてしまう。
小さな違和感に引っかかる。
人の言葉や態度に、必要以上に反応してしまう。

そうしたことは、
ただの性格や弱さではなく、
その人の中で何かを守るために起きている反応かもしれません。

この巻では、
感情や思考だけを見るのではなく、
その奥にある防衛、身体感覚、違和感、関係性の中で起きる反応を、
少しずつ観察していきます。


自分と向き合うことは、自分を責めることではない

自分と向き合うというと、
過去を掘り下げたり、
本音を見つけたり、
変わるために努力することのように感じるかもしれません。

でも、KROLIS DESIGNで大切にしているのは、
まず「今の自分に何が起きているのか」を見ることです。

なぜ反応したのか。
なぜ苦しくなったのか。
なぜ言えなかったのか。
なぜ同じことでつまずくのか。

それを責めるのではなく、
ひとつの構造として見つめていく。

そのための入口として、
この巻を置いています。


この巻で扱うこと

この巻では、主に次のようなテーマを扱っていきます。

  • 今の自分の状態を確認すること
  • 小さな違和感を記録すること
  • 反応が強く出た日の振り返り
  • 自分に厳しくなってしまう理由
  • 人に頼れない背景
  • 頑張りすぎてしまう時に起きていること
  • 身体に残る感覚や違和感
  • 言葉になる前の感覚
  • AIとの対話を使った自己観察

ここで扱うのは、
正解を見つけるための自己分析ではありません。

自分の中にある反応を、
少しずつ理解し、
自分自身とのズレを減らしていくための記録です。


この巻の使い方

この巻には、
読むページだけでなく、
自分で書いて使えるノートやワークも置いていきます。

気になるページから読んでください。
書けそうなところだけ、書いてみてください。
途中で止まっても大丈夫です。

うまく言葉にすることよりも、
「自分の中で何かが起きていた」と気づくことを大切にしています。


一人で向き合うことと、誰かと向き合うこと

自分と向き合うことは、
一人でも始めることができます。

今の感情に気づくこと。
体の反応を見てみること。
小さな違和感を記録すること。
頭の中で繰り返している言葉に気づくこと。

そうした小さな観察は、
自分の内側を理解していくための大切な下地になります。

ただ、私は、
人はどこまでも一人で深く潜ればいいとは考えていません。

一人で見つめられる深さもあります。
けれど、一人では入ってはいけない深さや、
一人では見失いやすい領域もあります。

だから、どこかの段階で、
信頼できる他者と一緒に自分の内側を見つめる場を持つことは、
自分を深く理解したい時には必ず必要なプロセスだと思っています。

この巻に置いているノートやワークは、
一人で完結するためのものではありません。

自分の感覚を少しずつ捉えられるようになることで、
誰かと対話するときにも、
自分の中で何が起きているのかを伝えやすくなります。

その下地があると、
内省はずっと進みやすくなります。

別冊noteについて

日々の反応や違和感について、
私自身の体験を綴っているnoteがあります。

内側の反応を、構造で読む。

自信のなさ、
人に頼れないこと、
頑張りすぎてしまうこと、
小さな違和感などをテーマに、
日常の中で起きる内側の反応を見つめています。

この巻が「書く場所」だとしたら、
noteは「読む入口」です。

別冊:内側の反応を、構造で読む。

▶ noteを読む


公開していること、していないこと

この巻では、
自分の内側を見つめるための考え方や、
日常で起きる反応の見方について書いていきます。

一方で、
深い内省の具体的な手順、
AIとの対話で扱う問いの組み立て、
身体感覚から構造化していく内部プロセスについては、
現在は無料公開していません。

それらは、人の内面に深く関わる領域です。

軽く扱うものではなく、
信頼関係、守秘、倫理、相互理解の前提がある場でのみ、
必要な範囲でお伝えしています。


まずは、今の自分を責めないことから

自分と向き合うことは、
自分を裁くことではありません。

変われない自分を責めることでも、
早く答えを出すことでもありません。

まずは、
今の自分の中で何が起きているのかを、
少しだけ見てみること。

そこから、
自分との関係は少しずつ変わっていきます。